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7月開催 __________________________________________

 Ji Young  Solo Exhibition

 7月 10日 – 31日

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Ji Youngの作品の特徴は何といってもその媒体にアルミニュームプレートを

使っていることです。ドローイングを描き起こして、コンピューターに取り

込み、それをアルミニュームプレートに腐食印刷し、さらにその上から彩色、

最後にコーティングするというステップが採られています。

アルミニュームプレートの上では光が乱反射するので、見る角度で色彩が変

化し、作品は多彩な相貌を持つことになります。

しかしもちろんこの作家の魅力はその媒体そのものではなく、それと密接に

絡むテーマとの一体性にあります。

どの作品を取り上げても、幼年期の記憶の断片が執拗に反復的に再現されて

います。それは人形だったり、玩具、ままごとセットだったり、食器類や化

粧台、衣服だったりします。これらのものたちはそれぞれキャラクターを持

って幼い作家と密接にかかわり一つの物語世界を構成していたはずです。

しかし作品で再現された時には既に断片になり、アルミニュームプレートの

上で見る角度によってはモノトーンになるだけでなく、時には蜃気楼のよう

に消失さえしてしまいます。

「反復する限りで幼年期の記憶は私たちの自我を今でも構成している、だが

それはもはや断片的であやふやな蜃気楼のようなものとしてしか存在してい

ない」、作家はそのことを伝えたいのであり、したがってJi Youngの作品群

もまた中国の作家Ren Jingの作品がそうであるように「ロストパラダイス」

を描いた作品系列に属していると言えるでしょう。

しかし、Ji Youngの作品をただ既に失われたものへの悲哀だけにとどめるの

では不十分です。というのは、反復する記憶がたとえ断片になっているとし

てもそれが私たちにとってなおかけがえのないものであり、時になんと美し

く輝くものかを彼女の作品は示しているからです。

私たちすべては反復する幼年期の記憶とその喪失感の間で宙づりになってい

る、それが生のあり方だということを彼女の作品から学ぶべきなのでしょう

か。

本展では130x97cmの大型作品二点を含む、新作11点で構成されます。

どうかご期待ください。



 

 


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